土地の名前、どこにもない場所としての : ツェラーンのアウシュヴィッツ、ベルリン、ウクライナ
Author(s)
Bibliographic Information
土地の名前、どこにもない場所としての : ツェラーンのアウシュヴィッツ、ベルリン、ウクライナ
法政大学出版局, 2015.6
- Other Title
-
土地の名前どこにもない場所としての : ツェラーンのアウシュヴィッツベルリンウクライナ
Toponym als U-topie bei Paul Celan : Auschwitz -- Berlin -- Ukraine
- Title Transcription
-
トチ ノ ナマエ ドコニモ ナイ バショ トシテノ : ツェラーン ノ アウシュヴィッツ ベルリン ウクライナ
Available at / 64 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Note
原著 (Königshausen & Neumann, 2011) を著者みずからが日本語に訳出し、加筆増補したもの
使用参考文献: 巻末p1-20
Description and Table of Contents
Description
アドルノの「アウシュヴィッツ以降に詩を書くことは野蛮だ」という言葉の後でもほとんど唯一認められた詩人、パウル・ツェラーン。その詩篇を詳細に解釈し、「言語」と「現実」の収斂点として三つのトポスを、アナグラム的な言葉の断片のなかに浮かびあがらせ、その「土地の名前」が逆説的にも「どこにもない場所」であることを指し示す。ひとは問いかえさないではいられないだろう、これは「詩」なのだろうか、と。
Table of Contents
- 第1章 アウシュヴィッツもしくは差異(「糸の陽」;「勤勉な地下資源」)
- 第2章 ベルリンもしくは布置(「研ギスマサレタ切先ニ」;「一枚の葉」)
- 第3章 ウクライナもしくは喚起(「帰郷」および「チュービンゲン、壱月」;「時の片隅で」)
by "BOOK database"