十二月八日と八月十五日
著者
書誌事項
十二月八日と八月十五日
(文春文庫, [は-8-27])
文藝春秋, 2015.6
- タイトル読み
-
ジュウニガツ ヨウカ ト ハチガツ ジュウゴニチ
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
日本が真珠湾を奇襲攻撃し、太平洋戦争のはじまった1941年12月8日。終戦の玉音放送が流れた1945年8月15日。「青天霹靂の二日」にしぼって日記や手記などを選びとり、二日の間に起こったストーリーと絡めて、戦争が日本人の精神構造にどんな影響を与えたのかをあぶり出す。戦後70年の節目に特別編集された文庫オリジナル作品。
目次
- 第1話 十二月八日 開戦の日(午前六時‐七時「戦わんかな時至る」;午前七時‐八時「生きる目的が明瞭になった」;午前八時‐九時「もうこれ以上我慢できない」;午前九時‐十時「日本は三等国に成り下がる」;午前十時‐十一時「遂いに大きな爆裂はきた」;午前十一時‐正午「着々戦果を拡張中なり」;正午‐午後一時「言葉のいらない時が来た」;午後一時‐二時「帝国の強さがわかったか!」;午後二時‐五時「こいつァ非道い扱いだ」;午後五時‐十時「先祖を神だと信じた民族が勝った」)
- 第2話 八月十五日 終戦の日(午前六時‐七時「やるべきことはすべてやった」;午前七時‐八時「ありがたき御放送は正午でございます」;午前八時‐九時「これからは老人の出る幕ではない」;午前九時‐十時「くやしいことになりそうだね」;午前十時‐十一時「今日も生きているな」;午前十一時‐正午「ラジオを聴いたかね」;正午‐午後一時「泣くときは泣くべし」;午後一時‐三時「大元帥は天皇の家来にしか過ぎん」;午後三時‐五時「仇討ちのドラマでもあるまい」;午後五時‐九時「喜びと解放感が全身をよびった」;余話として 八月十六日)
「BOOKデータベース」 より