不幸論
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不幸論
(PHP文庫)
PHP研究所, 2015.5
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フコウロン
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注記
2002年刊の加筆・修正
内容説明・目次
内容説明
世に蔓延する「幸福でありたい症候群」。その幸福感は、「死」の存在や世界の不条理から目をそむけることで支えられている。著者は、長年の哲学的考察のはてに「あらゆる人生は不幸である」という結論に辿りつく。この真実を自覚し、自分固有の欲望と向きあったほうが、「よく生きる」ことになるのではないか。古今東西にあふれる「幸福論」と、その信者たちの自己欺瞞を鋭く指摘した、誰も書かなかった「不幸」の哲学。
目次
- 第1章 幸福のための条件
- 第2章 さまざまな幸福論
- 第3章 幸福がもたらす害悪
- 第4章 相対的不幸の諸相
- 第5章 「死」という絶対的不幸
- 第6章 自分自身の不幸を生きる
「BOOKデータベース」 より