幕末と中国清末 : 「託古改制」からみた比較思想史
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幕末と中国清末 : 「託古改制」からみた比較思想史
東洋出版, 2015.6
- タイトル別名
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幕末と中国清末 : 託古改制からみた比較思想史
- タイトル読み
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バクマツ ト チュウゴク シンマツ : タクコ カイセイ カラ ミタ ヒカク シソウシ
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注記
参考文献: p386-389
内容説明・目次
内容説明
本書は、日中両国の世界への対応の差異が典型的に表れた幕末・清末の歴史を「託古改制」という新たなキーワードを用い、明治維新のシナリオを書いた知られざる思想家・横井小楠、明治維新に範をとった戊戌変法を開始せしめた清の思想家・康有為を始め、佐久間象山と馮桂芬、吉田松陰と章炳麟という三組六人の大思想家の比較を行い、「儒教文化圏・漢字文化圏」などと概括されがちな両国の差異を浮き上がらせ、東アジアの将来の展望に資することを目指すものである。
目次
- 序章 「託古改制」から見た、十九世紀、東アジア(幕末・晩清)に於ける思想史の展開—関係史としての幕末・維新史(「託古改制」とは何か)
- 第1章 佐久間象山と馮桂芬—日中の「洋務派」(序論;佐久間象山の思想 ほか)
- 第2章 横井小楠と康有為—日中の「変法派」(横井小楠の活動概説;小楠の「託古改制」の本質 ほか)
- 第3章 吉田松陰と章炳麟—日中の「革命派」(革命派とは何か—総論;吉田松陰と革命思想 ほか)
- 終章 総括—日中における『伝統』(思想と「言語空間」—特に儒教において;中国における「託古改制」の諸相 ほか)
「BOOKデータベース」 より