中谷宇吉郎 : 人の役に立つ研究をせよ

Bibliographic Information

中谷宇吉郎 : 人の役に立つ研究をせよ

杉山滋郎著

(ミネルヴァ日本評伝選)

ミネルヴァ書房, 2015.7

Other Title

中谷宇吉郎 : 人の役に立つ研究をせよ

Title Transcription

ナカヤ ウキチロウ : ヒト ノ ヤク ニ タツ ケンキュウ オ セヨ

Note

参考文献: p323-347

中谷宇吉郎関連年譜: p353-359

Description and Table of Contents

Description

中谷宇吉郎(一九〇〇〜一九六二)物理学者。石川県生まれ。寺田寅彦に師事する。北海道帝国大学赴任後は雪の研究にはじまり霧を消す研究などに取り組み、科学映画、科学随筆でも活躍した。豊富な人脈をもとに時代を駆け抜けた稀代の物理学者の生涯に迫る。

Table of Contents

  • 第1章 出生から留学まで(加賀の文化にはぐくまれる;東京で学び、海外へ留学)
  • 第2章 まだ平和な時代に(雪の研究;大活躍の一九三六年;別の潮流 ほか)
  • 第3章 戦争一色の時代に(凍上の研究;低温科学研究所;着氷の研究 ほか)
  • 第4章 貧しくも希望に満ちた時代に(農業物理研究所;科学の啓蒙;水害の研究 ほか)
  • 第5章 新しい世界へ(オスロでの学会;アメリカへ;カナダとアメリカの旅 ほか)
  • 第6章 対立の時代に(アメリカでの二年間の研究生活;米軍研究費をめぐる問題;SIPREとは ほか)
  • 第7章 氷の世界へ(南極観測;グリーンランドへ;書きつづける)
  • 終章 科学研究はどうあるべきか(「基礎科学」をめぐって;「軍事研究」をどう考えるか;「立派な人生だったよ」)

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