玉の井という街があった
著者
書誌事項
玉の井という街があった
(ちくま文庫, [ま49-1])
筑摩書房, 2015.7
- タイトル別名
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玉の井という街があった
- タイトル読み
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タマノイ ト イウ マチ ガ アッタ
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注記
立風書房 (1986.12刊) の文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
永井荷風「〓(ぼく)東綺譚」で知られる玉の井。関東大震災後に私娼窟を形成するが、東京大空襲によって灰燼に帰した。戦後は赤線地帯となって甦るも、売春防止法施行によって1958(昭和33)年3月31日最後の日を迎えた。しかし、その実態はほとんど伝えられていない。本書は同時代に生きた著者が、自らの体験と取材をもとに、人と街の姿を書き残した貴重な記録である。
目次
- 暗い青春
- 私娼窟玉の井の誕生
- 魔の迷路/娼家の構造
- 下駄をはかせぬ病院/迷路を泳ぐ名士たち
- 解放はありがた迷惑
- 『〓(ぼく)東綺譚』の周辺
- 奇縁ずくめの荷風と高見順
- 本所に多かった私娼/玉の井娼婦の生態
- 主役は東武電車/太宰治と菊谷栄のこと
- エノケンと花電車/誰も知らない小林多喜二
- 玉の井名物、交番 風呂屋さん お稲荷さん
- 玉の井と犯罪
- 始祖バラバラ事件
- 華やかでやがて淋しい終焉
- 新興鳩の街繁盛記
「BOOKデータベース」 より