近世文学考究 : 西鶴と芭蕉を中心として
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書誌事項
近世文学考究 : 西鶴と芭蕉を中心として
(研究叢書, 463)
和泉書院, 2015.7
- タイトル読み
-
キンセイ ブンガク コウキュウ : サイカク ト バショウ オ チュウシン トシテ
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内容説明・目次
内容説明
西鶴と芭蕉を中心に論じた旧稿18篇を収録。著者四十年に亙る研究成果。西鶴作品では、浮世草子の町人物を取り上げ、とりわけ警句について綿密に分析、文学的観点に歴史的観点を加味し、創作意識の推移と作品の展開を論述した。高野山に伝承する仏教説話を踏まえ、西鶴の創作過程を考証。芭蕉作品では、『おくのほそ道』『幻住庵記』の風狂性、表現意識などを考究し、別に俳諧作法書『をだまき』の諸本系統を明らかにした。
目次
- 西鶴の創作意識の推移と作品の展開
- 『西鶴諸国ばなし』と伝承の民俗—「巻四の三」の素材と方法を中心として
- 「命に替る鼻の先」の素材と方法の再検討—『西鶴諸国はなし』考
- 西鶴と『沙石集』
- 『おくのほそ道』における「三代の栄耀」の読み方
- 芭蕉における風狂性について—『おくのほそ道』の旅を中心として
- 芭蕉における「無能」の表現意識について—『おくのほそ道』を中心とする
- 『幻住庵記』序説—その構想と方法
- 『幻住庵記』考—主題と句解を中心として
- 『幻住庵記』における解釈上の問題点の考察
- 『幻住庵記』における解釈上の問題点
- 芭蕉における「無能」の表現意識について—『幻住庵記』を中心として
- 『彼此集』の序文執筆者と編者について—解題を通して特に編者説を中心に、竹亭と暮四の位置づけに論及する
- 『無韻惣連千九百余吟』
- 俳諧作法書『をだまき』の諸本について—通説の元禄十年版(二冊本)は他の異版である点を中心に
「BOOKデータベース」 より