異界と日本人
著者
書誌事項
異界と日本人
(角川文庫, 19291)
KADOKAWA, 2015.7
- タイトル別名
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角川ソフィア文庫
- タイトル読み
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イカイ ト ニホンジン
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注記
ブック・カバーに「角川ソフィア文庫」とあり
2003年9月角川書店より刊行された『異界と日本人』(角川選書)を文庫化したもの
内容説明・目次
内容説明
古来、私たちは未知のものへの恐れを、物語に託し、語り伝えてきた。日常の向こう側に広がる「異界」では、陰陽師・安倍晴明が悪霊たちと戦い、狐は美女に姿を変え、時期の流れさえ歪む。源義経の「虎の巻」、大江山の鬼退治伝説、浦嶋太郎の龍宮伝説、俵藤太伝説、七夕伝説…。いまも語り継がれる絵巻に描かれた異界物語を読み解きながら、日本人の隠された精神性に迫る。妖怪研究の第一人者による「異界論」の決定版。
目次
- 異界をめぐる想像力
- 反魂の秘術—『長谷雄草紙絵巻』
- 源頼光と酒呑童子—『大江山絵詞』
- 妖狐の陰謀—『玉藻前草紙絵巻』
- 龍宮からの贈り物—『俵藤太絵巻』
- 龍宮の逆説—『浦嶋明神縁起絵巻』
- 天界への通路—『天稚彦草子絵巻』
- 義経の「虎の巻」—『御曹子島渡』
- 天狗と護法童子—『是害房絵詞』
- 狐の「浄土」と異類婚姻—『狐草紙絵巻』
- 百鬼夜行のパレード—『付喪神絵巻』
- 幽霊の近世—『死霊解説物語聞書』
- 異界観の変容と妖怪文化の娯楽化
「BOOKデータベース」 より