戦火のサラエボ100年史 : 「民族浄化」もう一つの真実
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書誌事項
戦火のサラエボ100年史 : 「民族浄化」もう一つの真実
(朝日選書, 936)
朝日新聞出版, 2015.8
- タイトル別名
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戦火のサラエボ100年史 : 民族浄化もう一つの真実
戦火のサラエボ百年史
- タイトル読み
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センカ ノ サラエボ 100ネンシ : 「ミンゾク ジョウカ」モウ ヒトツ ノ シンジツ
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注記
参考文献: p281
内容説明・目次
内容説明
1914年6月28日、オーストリア・ハンガリー帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大公がサラエボ外遊中、セルビア人青年に暗殺された。第一次世界大戦の引金となったこのサラエボ事件をめぐり、100年後の今なお、暗殺者は「祖国解放の英雄」か「テロリスト」か、歴史観の対立が続く。サラエボは、元々、ボシュニャク(モスレム)人、セルビア人、クロアチア人の主要3民族が共存する多様性に富む土地だったが、民族対立をあおり利用する政治家たちによって、92〜95年、「ボスニア内戦」を余儀なくされた。当時、欧米メディアがさかんに使った「民族浄化」の言葉が広まり、99年コソボ紛争ではNATOのユーゴ空爆があった。しかしあれは本当に民族紛争だったのか?民族主義と歴史認識の相克を、サラエボで100年続く家族への聞き取りと証言でたどる本格ノンフィクション。
目次
- 「殺し合う歴史」ばかりでなく
- 予備知識としてのボスニア概史—古代から一九八〇年代まで
- 第一次世界大戦からユーゴ王国の時代
- 第二次世界大戦から社会主義の時代へ
- ユーゴ崩壊と内戦初期
- 膠着の中で
- セルビア人は「悪」だったのか
- 内戦終結とその後の体制
- 過去をどう清算し、伝えていくのか
- 統合は進んだのか
- 欧州人として、イスラム教徒として
- 文明の十字路から、普遍の人間性へ
「BOOKデータベース」 より