日中関係史 : 「政冷経熱」の千五百年

書誌事項

日中関係史 : 「政冷経熱」の千五百年

岡本隆司著

(PHP新書, 1001)

PHP研究所, 2015.9

タイトル別名

日中関係史 : 政冷経熱の千五百年

日中関係史 : 「政冷経熱」の1500年

タイトル読み

ニッチュウ カンケイシ : 「セイレイ ケイネツ」ノ センゴヒャクネン

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注記

日中関係史関連年表: p247-252

索引: p253-255

参考文献: p256-259

内容説明・目次

内容説明

日中関係は、古来ほぼ疎遠であった。経済的な交流は盛んでも、相互理解は進まなかった。遣唐史とは、少なくとも中国の側からすれば「敗戦国」からの朝貢使節に過ぎず、この時代、日本は東アジアから隔絶していた。中国からの影響も、きわめて選択的な受容にとどまっている。元寇以降、中国北方とは政治軍事中心の、南方とは経済・文化中心の関係となった。その後、日本は寺子屋で漢文を庶民に教えるなど「漢語化」するが、中国文化を全面的に信頼することはなく、中国も日本から学んだ時期があったが、その理解は表面的なものだった。気鋭の歴史学者が描く、新たな日中関係史。

目次

  • 1 黎明—「日出づる処」と「日没する処」(隋唐以前;遣唐使の時代—孤立する日本 ほか)
  • 2 深化と矛盾—「倭寇」と明朝(「一四世紀の危機」から「朝貢一元体制」へ;東アジア秩序の再編 ほか)
  • 3 平和と疎遠—清朝と「鎖国」(日中政権の変容;清朝・朝鮮の関係と日本 ほか)
  • 4 世界秩序の転回—一九世紀(近代前夜の風景;「西洋の衝撃」を受けて ほか)
  • 5 険しい時代—二〇世紀前半(従属してゆく中国;善隣の時代 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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