恋愛偏愛美術館
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書誌事項
恋愛偏愛美術館
(新潮文庫, に-25-2)
新潮社, 2015.9
- タイトル読み
-
レンアイ ヘンアイ ビジュツカン
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注記
「恋愛美術館」(朝日出版社 2011年刊)の改題,再編集し加筆訂正
内容説明・目次
内容説明
純愛、悲愛狂恋、腐れ縁…。芸術家による様々な恋愛、苦悩、葛藤。それらを経て生まれる名作の数々。ピカソはなぜ愛人を次々と作り、ハーレムを構えたのか。ロダンとカミーユの宿命的な愛の行方は。なぜムンクの作品は不安に満ちているのか。それぞれの人生模様、作品が織り成す華麗な物語を、分かりやすく紹介する美術案内。
目次
- ピカソ 性の修羅、愛の地獄—死を目前にした自画像が見ていたもの
- モディリアーニ 悲恋の記念碑—瞳を描かぬ肖像画に画家が託したもの
- ジェローム 芸術、それは美神との恋—印象派の天敵が描き上げた神話的接吻の名場面
- ドガ 夜明けのカフェ、不幸の居心地—カメラ・アイがとらえた都市恋愛のなれの果て
- ダンテとベアトリーチェ 忘れ得ぬ女—詩聖が永遠の恋人を見たフィレンツェの街角
- マネとモネ 妻の面影、日傘の恋—妻を亡くした画家が顔を描かなくなった理由
- ルノワール 芸術と青春の聖地—動かぬ指に筆を縛りつけた老巨匠の初恋
- ムンク 吸血鬼、暗黒の恋—死者と生きていた画家の性愛のトラウマ
- カミーユ・クローデル 狂恋の門—ロダンと若き愛人の愛憎のスペクタクル
- モンマルトルの夜会 ミューズの涙—破壊の王ピカソが創造の女神に出会う時
- モンパルナスの娘 愛の墓碑銘—偽りのモディリアーニ伝説が正される時
「BOOKデータベース」 より