人物で読み解く「日本陸海軍」失敗の本質
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人物で読み解く「日本陸海軍」失敗の本質
(PHP文庫, [ひ24-3])
PHP研究所, 2014.2
- タイトル読み
-
ジンブツ デ ヨミトク ニホン リク カイグン シッパイ ノ ホンシツ
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注記
「表現者」 (ジョルダン刊) 2009年5月号-2013年5月号に連載された「近代未満の軍人たち」に、大幅な加筆・修正・再編集を加えたもの
内容説明・目次
内容説明
明治維新後の躍進から日清・日露戦争の勝利を経て、なぜ日本は「敗れる戦争」へと突き進んだのか?政治の迷走、軍部の独走に翻弄され、なぜ日本の国策は「一元化」できなかったのか?本書は“近代未満の存在”に終わった「日本陸海軍のキーパーソン」25人の理想と挫折をたどり、戦前日本の“失敗の本質”を読み解く。今も変わらぬ日本の「パワー・エリートの限界」を鋭く衝いた一冊。
目次
- 宮古湾海戦の殴り込みを指揮した「学のある英雄」のその後“蝦夷共和国海軍奉行”荒井郁之助
- 国産か外国産か—新式歩兵銃の「大量整備」への早道は?“陸軍少将”村田経芳
- 対ロシア最前線—開拓使の「東印度会社」化を狙うも頓挫“陸軍中将”黒田清隆
- 草創期の明治政府で誰よりも「二者択一」に苦しめられる“元帥海軍大将”西郷従道
- 高杉晋作ゆずりの「海上機動戦法」で上陸作戦の第一人者に“陸軍中将”山田顕義
- 山縣有朋に愛され、メッケル少佐に論駁した「非藩閥将軍」“陸軍大将”小川又次
- 非凡な記憶力で日露戦争の「論功行賞」をあざやかに裁定“陸軍大将”本郷房太郎
- 在職45年—日本海海戦時の作戦班長から軍令部長まで“海軍大将”山下源太郎
- 日本の国防国策の「世界的ビジョン」を初めて言語化するも“陸軍大将”田中義一
- 日本の「パワー・エリートの限界」を遺憾なく露出した政権“海軍大将”岡田啓介〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より