アブドゥルカリームの恐怖 : リーフ戦争とスペイン政治・社会の動揺
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書誌事項
アブドゥルカリームの恐怖 : リーフ戦争とスペイン政治・社会の動揺
論創社, 2015.10
- タイトル別名
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El horror de Abd el-Krim : La Guerra del Rif y la reacción político-social en España
アブドゥルカリームの恐怖 : リーフ戦争とスペイン政治社会の動揺
- タイトル読み
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アブドゥルカリーム ノ キョウフ : リーフ センソウ ト スペイン セイジ・シャカイ ノ ドウヨウ
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注記
史料と参考文献: p438-460
内容説明・目次
内容説明
モロッコにおけるスペインの植民地戦争とその衝撃。アブドゥルカリーム率いるリーフ勢力にスペイン軍が大敗北を喫した「アンワールの破局」以後、スペイン政治・社会は植民地戦争に翻弄された。スペインのモロッコでの植民地戦争の決定的局面となったこのリーフ戦争(1921年〜27年)について、マドリードのスペイン陸軍文書館の第一次資料をもとに、スペイン側・モロッコ側双方の動向をつぶさに検証し、その全般的考察を試みた本格論考。
目次
- 第1章 アブドゥルカリームの恐怖—リーフ戦争とスペイン政治・社会の動揺(1921〜1926年)(アンワールの衝撃—スペイン政治の反応;アブドゥルカリームの恐怖—スペイン社会の反応;プリモ・デ・リベーラ体制のモロッコ戦争政策—撤退から「勝利」へ)
- 第2章 リーフ戦争におけるスペイン軍の空爆と毒ガス戦—「空からの化学戦」による生存破壊戦略の初の展開か(毒ガス戦の本格的開始と政府危機;空爆と毒ガス戦による「勝利」—プリモ・デ・リベーラ体制;生存破壊戦略の目標と「効果」)
- 第3章 「リーフ共和国」—抵抗と新政治・社会への挑戦(リーフ政府—新政治体の形成;リーフ政府と部族・住民;リーフ勢力反対派との抗争と独立のための交渉)
- 第4章 スペイン領モロッコにおける「原住民」兵の徴募と動員(植民地軍と「原住民」系—スペイン人の血と金銭の節約;「原住民」兵の徴募;「原住民」兵の動員と逃亡、再包摂)
- 第5章 20世紀スペインの植民地戦争と徴兵制—貧者には血税、富者には金の税(誰が「モーロ人」と闘うのか—植民地戦争で動揺する兵役制度;血税をどのように免れるか;特権兵士の帰還要求—納付金兵士父母の会)
「BOOKデータベース」 より