油彩への衝動
著者
書誌事項
油彩への衝動
中央公論美術出版, 2015.9
- タイトル別名
-
Impulse for the oil painting
- タイトル読み
-
ユサイ エノ ショウドウ
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注記
英語標題は標題紙裏による
収録内容
- ヤン・ファン・エイクと油彩の「発明」 / マクシミリアーン・P・J・マルテンス著 ; 蜷川順子訳・訳註
- ウルビーノ宮廷の芸術活動とフランドル絵画の関係 : ラファエロ作《聖ゲオルギウスの竜退治》におけるメムリンクの影響 / 江藤匠著
- レンブラントの後期版画作品 / 辻成史著
- 一九世紀フランスにおける戸外制作の油彩画技法 / アンシア・カレン著 ; 米村典子訳・訳註
- ミュシャの油彩画制作過渡期における連続性について / 新谷式子著
- フィリピンにおけるコロニアル絵画の変遷 / パトリック・D・フローレス著 ; 蜷川順子訳・訳註
- 朝鮮における「西洋画」の受容 : 「冊架画」にみる彩色法 / 朴美蓮著
- 油彩画の魅惑 : 日本美術はいかに油彩画と向き合ったのか / 岡泰正著
- 油彩に「日本」を加える : 藤田嗣治の「乳白色の下地」 / 林洋子著
- せめぎ合うエロティシズム : 三岸好太郎《海と射光》の裸婦について / 吉田暁子著
- 油彩からの撤退 : 浅井忠の場合 / 並木誠士著
- 行為としての油絵 : 白髪一雄の《泥にいどむ》 / 池上裕子著
- 油彩研究の現代的意義 / 加須屋明子著
内容説明・目次
内容説明
油絵はもう、終わっているのだろうか?古今東西の画家を衝き動かす「油彩画」の発明、現在、そしてこれから。国内外の第一線で活躍する総勢15名の美術史家たちによる、「油彩」研究の最前線。
目次
- 第1章 油彩の登場と展開(ヤン・ファン・エイクと油彩の「発明」;ウルビーノ宮廷の芸術活動とフランドル絵画の関係—ラファエロ作“聖ゲオルギウスの竜退治”におけるメムリンクの影響;レンブラントの後期版画作品)
- 第2章 油彩の新地平(一九世紀フランスにおける戸外制作の油彩画技法;ミュシャの油彩画制作過渡期における連続性について)
- 第3章 アジアでの展開(フィリピンにおけるコロニアル絵画の変遷;朝鮮における「西洋画」の受容—「冊架画」にみる彩色法)
- 第4章 日本での展開(油彩画の魅惑—日本美術はいかに油彩画と向き合ったのか;油彩に「日本」を加える—藤田嗣治の「乳白色の下地」;せめぎ合うエロティシズム—三岸好太郎“海と射光”の裸婦について)
- 第5章 油彩からの撤退/忌避(油彩からの撤退—浅井忠の場合;行為としての油絵—白髪一雄の“泥にいどむ”;コラム 油彩研究の現代的意義)
「BOOKデータベース」 より