昭和天皇の研究 : その実像を探る

書誌事項

昭和天皇の研究 : その実像を探る

山本七平 [著]

(祥伝社新書, 441)

祥伝社, 2015.10

タイトル読み

ショウワ テンノウ ノ ケンキュウ : ソノ ジツゾウ オ サグル

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注記

昭和天皇関連年表: p382-383

内容説明・目次

内容説明

あまりにも大きな犠牲を払った先の大戦において、「軍部の独走を止められなかった天皇の責任」という言い方がしばしばなされるが、本当にそれは正しいだろうか?さまざまな天皇論が語られるなか、著者はそれ以前に「昭和天皇の自己規定」を解明しなければならない、と説く。昭和天皇は、自らが天皇であることをどのように考え、そこからどう行動を導いてきたのか。東宮御学問所における教育から、戦争中の発言までを通して、「立憲君主」としての昭和天皇を解明した、山本七平の渾身作。

目次

  • 天皇の自己規定—あくまでも憲法絶対の立憲君主
  • 天皇の教師たち(1)—倫理担当に杉浦重剛を起用した時代の意図
  • 「三種の神器」の非神話化—道徳を絶対視しつつ、科学を重んじる杉浦の教育方針
  • 天皇の教師たち(2)—歴史担当・白鳥博士の「神代史」観とその影響
  • 「捕虜の長」としての天皇—敗戦、そのときの身の処し方と退位問題
  • 三代目「守成の明君」の養成—マッカーサー会談に見せた「勇気」は、どこから来たか
  • 「錦旗革命・昭和維新」の欺瞞—なぜ、日本がファシズムに憧れるようになったのか
  • 天皇への呪詛—二・二六事件の首謀者・磯部浅一が、後世に残した重い遺産
  • 盲信の悲劇—北一輝は、なぜ処刑されねばならなかったか
  • 「憲政の神様」の不敬罪—東条英機は、なぜ尾崎行雄を起訴したのか
  • 三代目・天皇と、三代目・国民—尾崎行雄が記した国民意識の移り変わりと天皇の立場
  • 立憲君主の“命令”—国難近し、天皇に与えられた意思表示の手段とは
  • 「人間」・「象徴」としての天皇—古来、日本史において果たしてきた天皇家の位置と役割
  • 天皇の「功罪」—そして「戦争責任」をどう考えるか
  • 「平成」への遺訓

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB19659153
  • ISBN
    • 9784396114411
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    383p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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