古文を楽しく読むために
著者
書誌事項
古文を楽しく読むために
(シリーズ日本語を知る・楽しむ, 1)
ひつじ書房, 2015.10
- タイトル別名
-
How to enjoy reading Japanese classic literature
- タイトル読み
-
コブン オ タノシク ヨム タメ ニ
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注記
付: 折り込み表(1枚)
参考文献: p218-219
内容説明・目次
目次
- ふみよみは「こゑ」にだそう—歴史的仮名づかいと音読の仕方 『宇治拾遺物語』一〇五「千手院僧正仙人に逢ふ事」
- ワブンは「やまとことば」でできている—古文の文章は和語で書かれるのが基本 『枕草子』初段「春は曙」
- とにかくながーい一文—古文の文章は当時の話し言葉が基本、それゆえ一文が長いことが多い 『宇治拾遺物語』一三二「則光盗人を切る事」
- ひとにものをたずねる、ものをめいずる—平叙文・疑問文・命令文・打消文、係り結び 『伊勢物語』第二十三段「昔田舎渡らひしける人の」
- うしろにどのようにつながるか—活用って何? 『従然草』一〇九段「高名の木登りと言ひし男」
- ぶらさがるにもきまりがある—ものの動きを示す語のうしろに来ることば、助動詞の承接について 『竹取物語』八月十五夜の場面
- まずはだれが話しているのかからはじまる—敬語を理解しよう 『源氏物語』「若紫」巻垣間見の後半部分
- 名詞にかかっていくかたちが名詞となること—準体用法が大事 『枕草子』「大納言殿参りたまひて漢籍のことなど」
- みそひともじはことえりのもと—平安時代の和歌の読み方と、和歌の散文への影響について 『古今和歌集』巻一春上梅花十七首
- みそひともじはおもひをつたえることにも—和歌の技法と贈答について 『古今和歌集』「かきつばた」の歌と、『後撰和歌集』歌の贈答三組ほか
- ふみよみはふみのなかで—文章読解の基本は文脈 『更級日記』「足柄山といふは四五日兼ねて」、『かげろふ日記』中巻安和二年閏五月より部分
- しゃれたものいい—言葉の使いこなしが平安和文の基本 『大和物語』一七三段「良岑の宗貞の少将 ものへ行く道に」、『枕草子』「宮に初めて参りたるころ」より
「BOOKデータベース」 より