フランス精神分析における境界性の問題 : フロイトのメタサイコロジーの再考を通して
著者
書誌事項
フランス精神分析における境界性の問題 : フロイトのメタサイコロジーの再考を通して
星和書店, 2015.10
- タイトル別名
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Les états limites : nouveau paradigma pour la psychanalyse?
フランス精神分析における境界性の問題
- タイトル読み
-
フランス セイシン ブンセキ ニ オケル キョウカイセイ ノ モンダイ : フロイト ノ メタサイコロジー ノ サイコウ オ トオシテ
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注記
監訳: 大島一成, 将田耕作
その他の著者: カトリーヌ・シャベール, ジャン=リュック・ドネ, ピエール・フェディダ, アンドレ・グリーン, ダニエル・ヴィドロシェ
文献あり
内容説明・目次
内容説明
本書は、精神分析家でパリ・ディドロ大学精神病理学教授であるジャック・アンドレが主催したサンタンヌ病院のセミネールを編纂したものである。アンドレ・グリーンを中心とする6名の演者が、フランス精神分析における境界例(´etat limite)についてフロイトの諸概念を検証しつつ論じている。フランスの境界概念は、DSMのそれとは一線を画する。それは、境界性の問題から、メタサイコロジーと精神分析的精神病理を通して構成される。本書では、各演者の症例が素描されており、各々の治療の理論を知ることができる。フランス精神分析における、ラカン派とは異なる臨床を知るには格好の書である。
目次
- 第1章 唯一の対象
- 第2章 境界例の生成と状況
- 第3章 境界例は精神分析家にとって夢の患者なのか
- 第4章 境界例における分裂(clivage)と幼児性欲
- 第5章 境界性機能様式:いかなる境界か
- 第6章 境界性患者、境界性状況
「BOOKデータベース」 より