「正義」は決められるのか? : トロッコ問題で考える哲学入門

書誌事項

「正義」は決められるのか? : トロッコ問題で考える哲学入門

トーマス・カスカート著 ; 高橋璃子訳

かんき出版, 2015.11

タイトル別名

The trolley problem, or, Would you throw the fat man off the bridge?

正義は決められるのか? : トロッコ問題で考える哲学入門

タイトル読み

セイギ ワ キメラレル ノカ : トロッコ モンダイ デ カンガエル テツガク ニュウモン

注記

監訳: 小川仁志

内容説明・目次

内容説明

5人を助けるために1人を犠牲にすることは許されるのだろうか?舞台は2015年、サンフランシスコ。路面電車の進路を切り替えて5人の命を救った女性が、待避線にいた1人を殺した容疑で裁判にかけらる。検察、弁護士、大学教授、心理学者などさまざまな立場からの意見が交錯するなかで、「世論の法廷」の陪審員たちは(そして、あなたは)どんな結論を下すのか。

目次

  • プロローグ 暴走する路面電車
  • 新聞記事 正義の味方か、殺人犯か?—路面電車のヒロイン、殺人罪で起訴される 勇敢な市民が一夜にして容疑者に
  • 警察資料 その時現場で何が起こったのか—サンフランシスコ市警の事件報告書
  • 陪審員の選任 誰が「正義」を決めるのか—世論の法廷へようこそ
  • 検察側の主張—功利主義の危険な罠—クリーブランド・カニンガム地区検事長による最終弁論
  • 弁護側の反論 常識と直感—弁護人マーサ・バウムガーデンによる最終弁論
  • クリティカル・シンキング講座 アナロジーの功罪—宇宙は時計に似ているか?
  • 心理学者の見解 「よい」ことは定義可能か—迷走する路面電車論争に科学の視点を
  • カトリック司教の意見 アクィナスの「二重結果の原則」—ペドロ・オショーネシー司教による法廷助言書
  • ラジオ討論 利他主義のジレンマ—自己犠牲の境界線
  • 大学教授の議論 犠牲者は誰だったのか—もうひとつのシナリオ
  • 結論の前に 判断の根拠を問いなおす—「正義」は決められるのか?
  • 運命の評決 正義か罪か—陪審員の出した結論
  • エピローグ 正義を考えるということ

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB19995059
  • ISBN
    • 9784761271268
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    167p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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