中世日本の信用経済と徳政令

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中世日本の信用経済と徳政令

井原今朝男著

吉川弘文館, 2015.11

タイトル読み

チュウセイ ニホン ノ シンヨウ ケイザイ ト トクセイレイ

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注記

初出一覧: p505-506

索引あり

収録内容

  • 新しい経済史学の展望 : 近代経済学の枠組みを克服するために
  • 信濃国伴野荘の交通と商業
  • 公家新制の公田興行令と得宗領の公田開発
  • 日本中世における城と権力の二面性 : 権力の場としての城と民衆
  • 町と村の交流
  • 幕府・鎌倉府の流通経済政策と年貢輸送 : 中世東国流通史の一考察
  • 中世の遠隔地間交通と関東ブロック経済圏の諸矛盾 : 内陸流通論の一考察
  • 中世の銭貨出挙と宋銭流通
  • 中世質経済の展開と徳政令
  • 中世後期における債務と経済構造 : 求心的経済構造の空洞化

内容説明・目次

内容説明

中世の社会経済は、歴史上いかなる位置づけがなされるべきか。領主経営・流通・商業などの経済現象を信用・債務・投機の視点から検証。さらに、貸付取引・債務契約や質契約が土地の売買取引に先行した点を解明し、徳政令の意義を位置づけ直す。幅広い社会経済現象を、売買・貸付取引の二大原理に再構築し、新しい社会経済史のあり方を提示する。

目次

  • 新しい経済史学の展望—近代経済学の枠組みを克服するために
  • 第1部 在地領主の所領経営と流通経済(信濃国伴野荘の交通と商業;公家新制の公田興行令と得宗領の公田開発;日本中世における城と権力の二面性—権力の場としての城と民衆)
  • 第2部 幕府の流通経済政策と信用経済圏(町と村の交流;幕府・鎌倉府の流通経済政策と年貢輸送—中世東国流通史の一考察;中世の遠隔地間交通と関東ブロック経済圏の諸矛盾—内陸流通論の一考察)
  • 第3部 中世の信用と徳政令(中世の銭貨出挙と宋銭流通;中世質経済の展開と徳政令;中世後期における債務と経済構造—求心的経済構造の空洞化)

「BOOKデータベース」 より

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