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ドニ・ディドロ、哲学者と政治 : 自由な主体をいかに生み出すか

ジャンルイジ・ゴッジ著 ; 逸見龍生, 福田真希, 川村文重訳

勁草書房, 2015.11

タイトル別名

Denis Diderot, le philosophe et la politique : comment faire naître le sujet politique libre?

ドニディドロ哲学者と政治 : 自由な主体をいかに生み出すか

タイトル読み

ドニ・ディドロ、テツガクシャ ト セイジ : ジユウナ シュタイ オ イカニ ウミダスカ

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注記

監訳・解題: 王寺賢太

ディドロ著作関連年表: p272-282

2013年9月、ジャンルイジ・ゴッジが東京・名古屋・京都で行なった三つの講演を、フランス語の講演原稿をもとに日本語に訳出したもの。

内容説明・目次

内容説明

「彼は姿を現し、自由の聖なる旗を掲げるだろう」—18世紀末フランスの絶対君主政と商業の興隆のもとで、国制の腐敗と大衆の隷属状態に直面した哲学者は、人民の「再生」=「革命」をいかに構想したか。専制批判・文明化・共和主義という三つのテーマの読解を通じて明らかになる、来るべき「解放」の思考。

目次

  • 1 ディドロの政治的言語における三つのイメージ(いくつかの方法論的予備考察;オデュッセウスの同伴者たちを貪り食うポリュフェモス;ブリアレオスを縛りつける;三人のエリザベス;結論)
  • 2 植民地建設と文明化—ディドロによる「ロシアの文明化」論とその周辺(ヒュームとハリントン—「文明化」の観念の考古学に向けて;ディドロとロシア—文明化と農奴解放;「植民と文明への定着」—ベーコンとイエズス会士たちの先例;ボードーによる「ロシアの文明化」論;ディドロとボードー—政治的プロジェクトから歴史過程へ;結論)
  • 3 最後のディドロと政治的雄弁(雄弁の選択;老いたアイソンを切り刻んで若返らせるメディアのイメージ—ホッブズへの異議申し立てと雄弁の名誉回復;ディドロの関心を惹いた同時代の政治的出来事と雄弁;共和主義の雄弁と政治思想の二つのパラダイム;雄弁と公共空間の改鋳)

「BOOKデータベース」 より

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