近代フランス農村世界の政治文化 : 噂・蜂起・祝祭

書誌事項

近代フランス農村世界の政治文化 : 噂・蜂起・祝祭

工藤光一著

(世界歴史選書)

岩波書店, 2015.11

タイトル別名

近代フランス農村世界の政治文化 : 噂蜂起祝祭

タイトル読み

キンダイ フランス ノウソン セカイ ノ セイジ ブンカ : ウワサ・ホウキ・シュクサイ

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注記

参考文献: 巻末p1-15

内容説明・目次

内容説明

国民統合が進展する一九世紀フランスで、地域に生きる人びとは「政治」とどう関わっていたのか。ナポレオン復活の「うわさ」にあらわれた集合的想像力、一八五一年蜂起における民衆意識、国民祭典におけるローカル/ナショナルのせめぎ合い—東部のオーブ県、南部のヴァール県に残された文書史料を読み解き、農民たち自身が「政治」を主体的に生き、自らのものとしていくさまを描く。社会史研究と文化史学が交錯する「政治文化論」の到達点。

目次

  • 第1部 噂と政治的想像界(一九世紀フランスにおける噂のダイナミクス;ルイ一八世治下のナポレオンに関する噂—シャンパーニュ地方オーブ県を中心に)
  • 第2部 蜂起と農村民衆の「政治」(バス=プロヴァンス地方ヴァール県における一八五一年蜂起の展開;山岳派秘密結社と一八五一年蜂起の「組織性」;一八五一年蜂起の意識形態)
  • 第3部 祝祭と「国民化」(第二帝政下の「国民祭」—シャンパーニュ地方の事例から;一九世紀末第三共和政下の共和主義的祝祭)

「BOOKデータベース」 より

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