残響のハーレム : ストリートに生きるムスリムたちの声

書誌事項

残響のハーレム : ストリートに生きるムスリムたちの声

中村寛著

共和国, 2015.11

タイトル別名

Harlem

タイトル読み

ザンキョウ ノ ハーレム : ストリート ニ イキル ムスリム タチ ノ コエ

内容説明・目次

内容説明

9.11直後のニューヨーク、その最深部に低く響くさけび、そしてうめき。2002年晩秋、フィールドワークに訪れたNY・ハーレム地区で僕が出会ったのは、マルコム・X暗殺の容疑者だった…。差別や貧困、暴力が根強く残る都市の日常をみずみずしい文体で活写した、気鋭の人類学者によるエスノグラフィ。

目次

  • 第1章 誰が「黒く輝ける王子」を殺さなかったのか—カリルの生とFBIの影
  • 第2章 ストリートのニーチェ—アリの闘いと純白のアーカイヴ
  • 第3章 一一六丁目ストリートのスケッチ—ハミッドの「あるく、みる、きく」
  • 第4章 理想郷のつくりかた—ハーレムとコロンビア大学との境界
  • 第5章 先送りされるコミュニティ—アブドゥッラーの夢とディレンマ
  • 第6章 ムスリマの世間—二十一世紀の問題とアイシャのムーヴメント
  • 補章 本書の「問い」と「認識」についての覚え書き

「BOOKデータベース」 より

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