哲学者の自己矛盾 : イスラームの哲学批判
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書誌事項
哲学者の自己矛盾 : イスラームの哲学批判
(東洋文庫, 867)
平凡社, 2015.12
- タイトル別名
-
Tahāfut al-Falāsifah
- タイトル読み
-
テツガクシャ ノ ジコ ムジュン : イスラーム ノ テツガク ヒハン
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内容説明・目次
内容説明
ヘレニズム哲学の深奥を極めた上で、人格的唯一神への帰依を説くイスラーム神学の立場から、哲学の不信仰を批判するガザーリーの代表的著作。西洋思想とイスラームとの最も深い亀裂が浮き彫りになる。
目次
- 第1部(世界の無始性についての彼らの説の批判;世界・時間・運動の無終性についての彼らの説の批判;神は世界の行為者・造物主であり、世界はその被造物・行為である、との彼らの説の欺瞞性、またそれは彼らにとっては比喩的表現であり、文字通りの真実ではないことの証明;世界の造物主の存在を彼らは証明しえないことの説明;神は唯一であること、互いに他の原因とならない二つの必然的存在者を想定することはできないこと、これらを彼らは証明できないことの説明 ほか)
- 第2部 自然学(因果律と奇跡について;人間の霊魂は空間を占めない自立的な霊的実体であること(後略);人間の霊魂は生成後は消滅不可能であり、それは永続的で消滅は考えられない、との彼らの説の批判;肉体の復活(ba‘th)、肉体に霊が返されること、物質的な地獄の存在(後略))
「BOOKデータベース」 より