南相馬に躍動する古代の郡役所 : 泉官衙遺跡

書誌事項

南相馬に躍動する古代の郡役所 : 泉官衙遺跡

藤木海著

(シリーズ「遺跡を学ぶ」, 106)

新泉社, 2016.2

タイトル読み

ミナミソウマ ニ ヤクドウ スル コダイ ノ グンヤクショ : イズミ カンガ イセキ

注記

主な参考文献: p93

内容説明・目次

内容説明

東日本大震災で津波被害にあった福島県南相馬市には、古代の役所「行方郡衙(なめかたぐんが)」が置かれていた。戦乱・災害に激動する古代東北の地に、律令国家と地域社会を結ぶ要となり、産業振興に大きな役割を果たした郡役所の姿を追う。

目次

  • 第1章 伝説の地、泉に眠る古代遺跡(陸奥国行方郡;伝説の地、泉に眠る遺跡)
  • 第2章 全貌をあらわした郡庁院(群庁院の発掘調査;郡庁院の全貌に挑む;都庁院の構造と変遷)
  • 第3章 地方官衙のさまざまな役割(正倉院—多様な基礎構造をもつ「倉」と「屋」;正倉院を特徴づける出土遺物;交通宿泊機能をもった官衙;水上交通関連施設;農業経営の拠点となった郡衙;官衙の変遷)
  • 第4章 瓦からみた寺院(寺院の創建—1群の瓦;天平期の補修—2群の瓦;平安時代の補修—3群の瓦)
  • 第5章 行方郡の地域社会(行方郡の成立と在地氏族;行方郡の製鉄;手工業生産の展開と地域開発;これからの泉官衙遺跡)

「BOOKデータベース」 より

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