書誌事項

現代思想と政治 : 資本主義・精神分析・哲学

市田良彦, 王寺賢太編

平凡社, 2016.1

タイトル別名

現代思想と政治 : 資本主義精神分析哲学

タイトル読み

ゲンダイ シソウ ト セイジ : シホン シュギ・セイシン ブンセキ・テツガク

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注記

内容: 現代思想と政治をめぐる序, 第一部I: 政治/哲学(「ドゥルーズ/ガタリにおける政治と哲学」-「俗物に唾することさえなく」), 第二部: 資本/闘争(「六八年のなにが政治思想を促したか」-「流れと捕獲の普遍史のために」), 第三部: 主体/精神分析(「ヴァルター・ベンヤミン、暴力-力と歴史哲学」-「ラカンの六八年五月」), あとがき(王寺賢太), 執筆者紹介

2011年4月から2015年3月の4年間にわたって行われた京都大学人文科学研究所の共同研究(公募研究A)「ヨーロッパ現代思想と政治」の成果報告書

収録内容

  • 現代思想と政治をめぐる序 / 市田良彦 [執筆]
  • ドゥルーズ/ガタリにおける政治と哲学 / 小泉義之 [執筆]
  • マキァヴェッリとポスト六八年の政治的「構成」の諸問題 / 王寺賢太 [執筆]
  • 「ルソー問題」から初期マルクスへ : 疎外の論理をめぐって / 佐藤淳二 [執筆]
  • モーリス・ブランショの「政治参加」(一九五八-一九六八年) / 上田和彦 [執筆]
  • ミシェル・フーコーの内戦論 : 市民社会戦争と歴史の真理ゲーム / 箱田徹 [執筆]
  • 俗物に唾することさえなく : フーコー、シュトラウス、原理主義 / 布施哲 [執筆]
  • 六八年のなにが政治思想を促したか / 長崎浩 [執筆]
  • マルクス主義における再生産論的転回 / 沖公祐 [執筆]
  • 債権債務関係と商品交換 : あるいは市場における権力の生成 / 佐藤隆 [執筆]
  • オペライズモの光芒 : トロンティの社会的工場論と「政治」 / 中村勝己 [執筆]
  • 情勢の下で思考する : アントニオ・ネグリと「六八年の哲学」 / 廣瀬純 [執筆]
  • 流れと捕獲の普遍史のために : 三位一体と常駐し睥睨する「一者」 / 長原豊 [執筆]
  • ヴァルター・ベンヤミン、暴力-力と歴史哲学 / 中山昭彦 [執筆]
  • 分裂分析と新たな主体性の生産 : ガタリ『アンチ・オイディプス草稿』を読む / 佐藤嘉幸 [執筆]
  • 矛盾は失効したのか : 思考の政治的時効 / 松本潤一郎 [執筆]
  • 六八年のプシポリティーク : フランス精神分析運動の一場面についての史的考察 / 上尾真道 [執筆]
  • ラカンの六八年五月 : 精神分析の「政治の季節」 / 立木康介 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

フーコー、ドゥルーズ、アルチュセール、ラカン…現代思想たちは、政治をどう思考したか?そこで政治は、どのようなものとしてとらえられたか?そのとき思想はどんな意味で現代であるか?政治/哲学/資本主義/闘争/主体/精神分析/政治…拡散しつつ円環を形作る、18人による根底的な論究!!

目次

  • 第1部 政治/哲学(ドゥルーズ/ガタリにおける政治と哲学;マキァヴェッリとポスト六八年の政治的“構成”の諸問題;「ルソー問題」から初期マルクスへ—疎外の論理をめぐって;モーリス・ブランショの「政治参加」(一九五八‐一九六八年);ミシェル・フーコーの内戦論—市民社会戦争と歴史の真理ゲーム;俗物に唾することさえなく—フーコー、シュトラウス、原理主義)
  • 第2部 資本/闘争(六八年のなにが政治思想を促したか;マルクス主義における再生産論的転回;債権債務関係と商品交換—あるいは市場における権力の生成;オペライズモの光芒—トロンティの社会的工場論と“政治”;情勢の下で思考する—アントニオ・ネグリと「六八年の哲学」;流れと捕獲の普遍史のために—三位一体と常駐し脾睨する“一者”)
  • 第3部 主体/精神分析(ヴァルター・ベンヤミン、暴力‐力と歴史哲学;分裂分析と新たな主体性の生産—ガタリ『アンチ・オイディプス草稿』を読む;矛盾は失効したのか—思考の政治的時効;六八年のプシポリティーク—フランス精神分析運動の一場面についての史的考察;ラカンの六八年五月—精神分析の「政治の季節」)

「BOOKデータベース」 より

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