明治日本の国粋主義思想とアジア

書誌事項

明治日本の国粋主義思想とアジア

中川未来著

吉川弘文館, 2016.2

タイトル別名

Meiji Japan nationalistic thought and Asia

タイトル読み

メイジ ニホン ノ コクスイ シュギ シソウ ト アジア

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注記

その他のタイトルは英文要旨による

学位請求論文(京都大学, 2013年)を原型として加筆修正したもの

内容説明・目次

内容説明

明治日本のアジア認識形成に、国粋主義はいかなる影響を与えたのか。志賀重昂・稲垣満次郎・高橋健三らを国粋主義グループとして包括的に捉え、その結節点となった東邦協会を軸にアジア認識の枠組みを考察。さらに彼らの思想が、アジア経験のなかでいかに形成されたかを解明し、海外の日本語メディアが果たした役割からも、その実像を探る。

目次

  • 国粋主義研究の視角
  • 第1部 国粋主義グループのアジア認識枠組み(「東方策士」稲垣満次郎の対外論と地域社会—「東方論」の構造・伝播・変容;志賀重昂と稲垣満次郎の南洋経験—アジア主義におけるオーストラリア要因;高橋健三の国粋主義と東アジア秩序構想—人道・国際法・東亜同盟;国粋主義と近代仏教—アジア主義におけるインド要因)
  • 第2部 アジア認識の形成とメディア(「東学党」報道と陸羯南—日清開戦直前のジャーナリズム;内藤湖南の台湾経験—帝国主義状況下の国粋主義;植民地統治初期の台湾とメディア—『台湾新報』と『台湾日報』について)
  • 明治日本の国粋主義思想とアジア

「BOOKデータベース」 より

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