経済学の起源 : フランス欲望の経済思想

書誌事項

経済学の起源 : フランス欲望の経済思想

米田昇平著

京都大学学術出版会, 2016.1

タイトル別名

経済学の起源 : フランス・欲望の経済思想

タイトル読み

ケイザイガク ノ キゲン : フランス ヨクボウ ノ ケイザイ シソウ

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注記

文献目録: 巻末p9-24

内容説明・目次

内容説明

経済至上主義は欲望の経済学から始まった。アダム・スミスに先立つ17世紀、新思潮を背景に、近代社会を「欲求の社会」とみる消費主導の経済学がフランスに出現した。現代にいたる経済至上主義を準備した欲望の経済学を跡づける。

目次

  • 序章 経済学の起源—フランスのコンテキストとの関連で(経済学の条件—世俗的倫理と世俗化の論理;一七世紀フランスの新思潮—アウグスティヌス主義;功利主義と利益説;経済学のフランス的起源)
  • 第1章 経済学の起源とアウグスティヌス主義—ニコルからボワギルベールへ(ニコル—開明的自己愛と政治的秩序;ボワギルベール—欲求と秩序)
  • 第2章 マンデヴィルの逆説—英仏の思想的展開との関連で(マンデヴィルの思想的源泉;マンデヴィル—私悪は公益;『カトーの手紙』とデフォー)
  • 第3章 啓蒙の経済学—アベ・ド・サン=ピエール、ムロン、モンテスキューの商業社会論(アベ・ド・サン=ピエールの商業社会論—啓蒙の功利主義;J.F.ムロンの商業社会論—啓蒙の経済学;モンテスキューの商業社会論—富と名誉)
  • 第4章 奢侈論争とフランス経済学(奢侈と消費—一七五〇年代までの奢侈容認論の系譜;奢侈と公共的精神;奢侈と節約—農業の再生;奢侈と貧困—一七七〇年代以降の奢侈論争)
  • 終章 フランス経済学—欲望の経済思想

「BOOKデータベース」 より

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