浅草公園凌雲閣十二階 : 失われた「高さ」の歴史社会学

書誌事項

浅草公園凌雲閣十二階 : 失われた「高さ」の歴史社会学

佐藤健二著

弘文堂, 2016.2

タイトル別名

浅草公園 : 凌雲閣十二階 : 失われた「高さ」の歴史社会学

浅草公園凌雲閣十二階 : 失われた高さの歴史社会学

タイトル読み

アサクサ コウエン リョウウンカク ジュウニカイ : ウシナワレタ「タカサ」ノ レキシ シャカイガク

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注記

喜多川周之 著作および活動の目録: p396-407

内容説明・目次

内容説明

明治・大正時代の東京スカイツリー「浅草十二階」と、盛り場に集う有名無名の群衆。パノラマ的視界を現出させた、当時のめざましい高層建築、日本初のエレベーター、初めての美人コンテスト、そして関東大震災による倒壊。話題に欠かない凌雲閣十二階の消長が、日本近代の諸相、人々の好奇心や欲望を鮮やかに照らし出す。

目次

  • 第1章 塔の視覚と想像力—浅草公園・十二階凌雲閣(思い出となればなつかし—凌雲閣を見上げつつ;「エレベートル」を以て縦覧人を昇降し—高みからの見物;昔見し凌雲閣の百美人—写真による比較と選別;垂直に立ち上がった煉瓦街—勧工場という商品空間;十二階は始末におえなくて—高塔の黄昏;どこの魔法使いが建てましたものか—俯瞰と仰望と望遠鏡;空間の想像/都市の表象—虚焦点としての十二階)
  • 第2章 民間学者としての喜多川周之(ある郷土史家の死;十二階崩壊以前—大震災までの少年の日に;十二階崩壊以後—石版画工としての修業から;方法としての地図—資料の空間の見取り図;民間学の視点から)
  • 第3章 「十二階凌雲閣」問わず語り(浅草寺奥山における「公園」の誕生;浅草公園の「新開地」六区の開発;凌雲閣が建てられる—登高遊覧施設の系譜;凌雲閣の建設—基礎をつくり煉瓦を積み上げる;エレベーターと美人写真投票と自殺者;関東大震災と十二階凌雲閣)
  • 第4章 十二階凌雲閣の記憶と記録

「BOOKデータベース」 より

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