鬼降る森
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鬼降る森
(小学館文庫, [た30-2])
小学館, 2016.1
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オニ フル モリ
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Note
幻戯書房 2004年刊の加筆
シリーズ番号はブックジャケットによる
Description and Table of Contents
Description
「この歓びと放心はなんだろう。胸の痛みはなんだろう。生まれ育った土地をめぐって、ケリをつけなければならないことがあった」。宮崎県高千穂。山頭火が「分け入っても分け入っても青い山」と詠んだ著者の生まれ故郷は、川端康成をして「山川不老」と書かしめた、山高く谷深い里だ。「高千穂はどこにある」。祖母がもらした言葉に導かれて、故郷をめぐる旅と探索がはじまる。自身が生を受けた「高千穂」とは?そこは、神と鬼の伝説が共存する、混沌と矛盾の里であった。大宅賞作家が、愛も憎しみをも超越した感情で書き尽くした、渾身の風土記。
Table of Contents
- 序章 神と鬼と
- 第1章 祖母の声
- 第2章 草の海
- 第3章 だれが王か
- 第4章 高千穂残酷物語
- 第5章 祭り子の夏
- 第6章 精霊たち
- 第7章 騒動の果て
- 終章 音の谷
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