新幹線電車の技術の真髄 : 「より速く」を追い求めた半世紀のあゆみ
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新幹線電車の技術の真髄 : 「より速く」を追い求めた半世紀のあゆみ
(交通新聞社新書, 085)
交通新聞社, 2015.12
- タイトル別名
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新幹線電車の技術の真髄 : より速くを追い求めた半世紀のあゆみ
- タイトル読み
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シンカンセン デンシャ ノ ギジュツ ノ シンズイ : ヨリ ハヤク オ オイモトメタ ハンセイキ ノ アユミ
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注記
主な参考文献: p247
内容説明・目次
内容説明
昭和39年10月に開業した東海道新幹線は、それまでせいぜい時速100キロだった日本の鉄道を、一気に2倍以上の高速運転にするものだった。それから半世紀の歳月を経て、「踏切のない標準軌の線路を走る交流電化による電車列車」という基本こそ変わらないものの、ついに最高時速300キロを超える高速運転が実現した。それは単に従来からの新幹線の延長線上にあるものではなく、諸問題を克服するために開発された新技術を導入し続けたことで、初期の量産車である0系からは大きな変貌を遂げた新車両が次々と生まれたからだった。新幹線電車を知り尽くした著者が、その技術の真髄を克明に解き明かす。
目次
- 走行抵抗の減少—速度が向上しても走行抵抗が減少する不思議
- 車体の軽量化と気密—軽くて丈夫な新型材と溶接法
- 空調と換気—分散から集中へ、屋上から床下へ
- 高速集電システム—高速で走行しながら電力を得る新幹線ならではの悩み
- 主電動機の変遷—小型軽量化と高効率を究めた心臓部
- 電力変換装置と回生ブレーキ—時速300キロ実現の立役者
- 蛇行動防止性能—時速300キロと曲線通過性能の両立
- 粘着性能とブレーキ距離—速度が向上してもブレーキ距離が延びない不思議
- 輪軸セットの安全性—「折れない」車軸のための技術の進化
- ばね下質量の削減—革新的な車両の軽量化で誕生した300系
- 窓ガラス—風雪に耐えて実現した“決して割れない窓”とは?
- 普通車の3人掛腰掛—二階建車両で可能になった回転式腰掛
- 雪中走行—車両と軌道のタッグで世界に誇るノウハウを確立
- 環境保全—予期してなかった問題の中で最大の課題
「BOOKデータベース」 より