近代中国の電信建設と対外交渉 : 国際通信をめぐる多国間協調・対立関係の変容

書誌事項

近代中国の電信建設と対外交渉 : 国際通信をめぐる多国間協調・対立関係の変容

薛軼群著

(現代中国地域研究叢書, 16)

勁草書房, 2016.2

タイトル別名

電信利権交渉からみた近代中国の国際通信(1900-1937)

近代中国の電信建設と対外交渉 : 国際通信をめぐる多国間協調対立関係の変容

タイトル読み

キンダイ チュウゴク ノ デンシン ケンセツ ト タイガイ コウショウ : コクサイ ツウシン オ メグル タコクカン キョウチョウ・タイリツ カンケイ ノ ヘンヨウ

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注記

博士学位請求論文「電信利権交渉からみた近代中国の国際通信(1900-1937)」 (東京大学, 2014年) をもとに、加筆・修正したもの

史料・参考文献: p225-237

内容説明・目次

内容説明

通信特許権とは何だったのか。近代的グローバル通信網に編入される過程において中国は果たして一貫して受動的だったのか。20世紀前半の中国における日米欧各国や諸企業の利権外交の交渉過程を描き、中国の国際通信特許権をめぐる多国間の協調・対立関係の変容を解明する。

目次

  • 序章 近代中国とグローバル通信網の関係を理解する視座
  • 第1章 1870‐1900年代の中国における国際通信概況
  • 第2章 清末における露清・日清電信協約の成立について—日露戦争後の対外交渉を中心に
  • 第3章 北京政府期の電信事業「日中提携論」—交通部電政顧問中山龍次の視点から
  • 第4章 通信技術の変容—有線電信から無線電信への転換
  • 第5章 南京国民政府の国際無線通信交渉(1927‐1937年)—米中、日中無線協定を中心に
  • 第6章 海底線通信協定の改定をめぐる攻防—対大北電信会社の交渉を中心に
  • 終章 中国から見た通信権自立とは何か

「BOOKデータベース」 より

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