ひとりの記憶 : 海の向こうの戦争と、生き抜いた人たち
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書誌事項
ひとりの記憶 : 海の向こうの戦争と、生き抜いた人たち
文藝春秋, 2016.1
- タイトル別名
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ひとりの記憶 : 海の向こうの戦争と生き抜いた人たち
- タイトル読み
-
ヒトリ ノ キオク : ウミ ノ ムコウ ノ センソウ ト、イキヌイタ ヒトタチ
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注記
参考文献並びに参考資料: p326-327
内容説明・目次
内容説明
日本に戻ってどうするのさ。インドネシア、台湾、サイパン、ポナペ、韓国、中国、ロシア、キューバ…太平洋戦争を機に海を渡り、戦後も帰国せずその地で生きることを選んだ日本人。終戦の混乱の中で、彼らの下した一つ一つの選択、一人一人の生き方とは?取材から執筆まで二十年の歳月をかけた、渾身の書下ろしノンフィクション。
目次
- 笠原晋(インドネシア)—「北スマトラの無人地帯で生きるつもりでした」
- 井上助良(インドネシア)—「頭がこんがらがっちゃってですね、希望が迷ってしまった」
- 下山文枝(台湾)—「こっちは故郷と同じ。ただ言葉が通じないだけ…」
- 平得栄三(台湾)—「魚がいればどこまででも行った。氷が見え始めたらその先には行かない」
- 米本登喜江(韓国)—「絶対に振り返らないで、前向きに生きて行こうと思ったんです」
- 中村京子(中国)—「八路軍のことは知らなかったけど、生きる道があるのなら入ろうと決めた」
- 金城善盛(サイパン)—「卒業したらニューギニアへ行って、パイナップルでも作ろうかと思っていた」
- 秋永正子(ポナペ)—「お父さんの生まれた国、非常に良かったと思いますよ」
- 佐藤弘(ロシア)—「年とって日本に戻ってどうするのさ。死ぬんならここで死んでしまえ、と僕はいうのさ」
- 原田茂作(キューバ)—「百姓は自分で出来る。可能性のある仕事だから働くだけ働いてやってきました」
- 生き抜いた人たち
「BOOKデータベース」 より