「正しい」イスラームをめぐるダイナミズム : タイ南部ムスリム村落の宗教民族誌

書誌事項

「正しい」イスラームをめぐるダイナミズム : タイ南部ムスリム村落の宗教民族誌

小河久志著

大阪大学出版会, 2016.2

タイトル別名

正しいイスラームをめぐるダイナミズム : タイ南部ムスリム村落の宗教民族誌

周辺イスラームのダイナミズム : タイ南部村落におけるイスラーム復興運動と宗教実践の変容

タイトル読み

タダシイ イスラーム オ メグル ダイナミズム : タイ ナンブ ムスリム ソンラク ノ シュウキョウ ミンゾクシ

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注記

博士論文『周辺イスラームのダイナミズム : タイ南部村落におけるイスラーム復興運動と宗教実践の変容』(総合研究大学院大学, 2012年3月提出) を加筆・修正したもの

参考文献: p235-246

内容説明・目次

内容説明

「ダッワに行く」(ダッワとはイスラームの宣教運動のこと)2004年4月28日、タイ南部で警察派出所の襲撃に参加したムスリムの多くが、事件の前日にこう言い残したという。このダッワをはじめとしたイスラームをめぐる外的諸力が、タイ南部のムスリムの生活にいかなる影響を与えているのか。現地でのフィールド調査をもとにその実態を詳細に描き出す。

目次

  • 第1章 イスラーム世界のなかのタイ、タイのなかのイスラーム(イスラーム世界とタイ;タイ・ムスリム概観;M村)
  • 第2章 イスラーム復興運動団体タブリーグと村落社会(タブリーグ概観;タイにおけるタブリーグ;M村におけるタブリーグ;タブリーグをめぐる村人の対応)
  • 第3章 イスラーム教育の拡充と正当性をめぐるせめぎ合い(タイの初等・中等教育段階におけるイスラーム教育;M村におけるイスラーム教育の変遷過程;「正しい」イスラーム教育をめぐるせめぎ合い)
  • 第4章 民間信仰をめぐる実践の変容(民間信仰の概要;変容する民間信仰;民間信仰をめぐる村人の関係)
  • 第5章 宗教実践の再編:インド洋津波後の動態(インド洋津波;M村における津波被害と復興支援;新たな宗教実践の誕生;民間信仰の再興;村人の解釈)

「BOOKデータベース」 より

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