楽園に死す : アメリカ的想像力と「死」のアポリア
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書誌事項
楽園に死す : アメリカ的想像力と「死」のアポリア
大阪大学出版会, 2016.1
- タイトル別名
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楽園に死す : アメリカ的想像力と死のアポリア
- タイトル読み
-
ラクエン ニ シス : アメリカテキ ソウゾウリョク ト 「シ」 ノ アポリア
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注記
索引: 巻末p1-19
引用・参考文献: 巻末p21-52
内容説明・目次
目次
- 開かない扉、届かない手紙
- 1 喪服の似合うベロー(この“死”を掴め—『この日を掴め』のパルマコン、タムキン;老人をして死者を葬らせよ—『サムラー氏の惑星』における「盲者の記憶」;贈与の死、“死”の贈与—蘇る『フンボルトの贈り物』;「重ね書き」される身体—『学生部長の一二月』における喪のエクリチュール)
- 2 メタフィクショナルな「亡霊」の旅—バース、パワーズ、エリクソン(「神話」仕掛けのアダム—楽園の『旅路の果て』;“不死”の迷宮にて—「夜の海の旅」から『びっくりハウスの迷い子』へ;複製という名の「亡霊」—“死”の『舞踏会へ向かう三人の農夫』;ホブズタウンより愛をこめて—『囚人のジレンマ』における「爆心地」への旅;Zの悲劇—浮浪者の『黒い時計の旅』)
- 3 デリーロと「スペクタクルの日常」(広告の詩学/死学—差異と反復の『アメリカーナ』;“死”がメディアと交わるところ—ノイズから『ホワイト・ノイズ』へ;シミュラークルお暗殺—『リブラ』の「亡霊」、オズワルド;内破する未来へようこそ—九・一一・『マオ2』・「コーク2」)
- 4 逆光のアメリカン・サブライム(廃物のアウラと世紀末—封じ込められざる冷戦の『アンダーワールド』;蘇る標的—「撃つ/写す」の『アンダーワールド』;敗北の「鬼」を抱きしめて—『アンダーワールド』における名づけのアポリア)
- 5 “死”の時間、時間の“死”(喪の身体—『ボディ・アーティスト』における時と消滅の技法;「崇高」という病—「享楽」の『コズモポリス』横断;九・一一と「灰」のエクリチュール—『フォーリングマン』における“nots”の亡霊;時の砂漠—惑星思考の『ポイント・オメガ』)
- シネマの旅路の果て—「もの食わぬ人」における「時間イメージ」
- 結論 楽園のこちら側—“死”が滞留するところ
「BOOKデータベース」 より