ベーコン
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ベーコン
(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 43)
清水書院, 2016.2
- : 新装版
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ベーコン
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Note
ベーコン年譜: p194-200
参考文献: p201
Description and Table of Contents
Description
ベーコンは、人類の福祉の発明家たらんとした哲学者であった。そのため彼は、広い分野の学問を手がけ、理論と実践の統一をめざし、学問の正しい方法の発明を企てたのである。彼にこうした遠大な夢を抱かせた背景として、当時のイギリスでは第一級の知的、宗教的、政治的雰囲気の中で育ったことが挙げられよう。厳格なカルヴィニストの母アン、国璽相の父ニコラスの薫陶のもとに、自然環境にめぐまれ、典型的な田園地帯にあったヨーク‐ハウスとゴランベリ‐ハウスとで幼時を過ごしたのである。学問上の大計画を達成するため、下院議員から大法官にまで登りつめ、国王の廷臣を自任した彼。しかし、晩年の彼は収賄によって失脚し、ゴランベリ‐ハウスに隠棲した。それでも彼は、最後まで研究と著述に専念しつづけた、科学の精神の鼓吹者であった。
Table of Contents
- 1 革新の時代(イギリスの宗教改革;絶対王政と第一次産業革命)
- 2 ベーコンの生涯(エリザベス朝の花園;孤独の影;またたく栄光;巨星墜つ)
- 3 ベーコンの著作と思想(学問の改革をめざして;学問の擁護と分類—『学問の前進』;『大革新』と『新機関』;ベーコンの遺したもの)
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