イスラームとの講和 : 文明の共存をめざして
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イスラームとの講和 : 文明の共存をめざして
(集英社新書, 0825A)
集英社, 2016.3
- タイトル読み
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イスラーム トノ コウワ : ブンメイ ノ キョウゾン オ メザシテ
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内容説明・目次
内容説明
イスラームへの無理解と差別に根ざした欧米社会における軋轢。混迷を深める中東情勢。「文明の衝突」への憂慮から、これまで諸宗教や世俗主義者間の対話が様々な所で行なわれてきたが、現状を見る限り「対話」は残念ながら現実の紛争を止める力にはなりえなかった。イスラームと欧米の原理は、もはや「お互いを理解し合い、共約することは不可能である」という前提に立ち、これ以上の犠牲を避け、共存をめざすために「講和」を考える段階に来ているのではないか。中東研究の第一人者とイスラーム学者が、イスラーム法をふまえ、その理路と道筋を、世界に先駆けて語り合う。
目次
- はじめに 「文明の衝突」を超えるために
- 序章 世俗主義とイスラームの衝突
- 第1章 難民
- 第2章 新覇権主義時代の到来
- 第3章 講和という方法
- 第4章 日本がイスラーム世界と向き合うために
- 補遺 イスラーム法の講和規定について
- おわりに 西欧の「普遍理念」という偶像の時代の終焉
「BOOKデータベース」 より