SP盤演説レコードがひらく日本語研究
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SP盤演説レコードがひらく日本語研究
笠間書院, 2016.3
- タイトル読み
-
SPバン エンゼツ レコード ガ ヒラク ニホンゴ ケンキュウ
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注記
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
日本最古のまとまった音源である大正〜昭和戦前期のレコード音声と文字化資料を対象に、方言を中心とする音声研究、変異理論や談話分析に基づく社会言語学的研究、文法・語彙を中心とする近世・近代語研究、話し言葉・書き言葉のコーパス言語学的研究、と多角的アプローチ。大正以前の過去へ、そして現代へとつながる言語理論を切りひらく。
目次
- 資料解説 SP盤レコードと岡田コレクション
- 1 音源資料がひらく音声・発話の研究(幕末〜明治前期のガ行鼻音を推定する;大正期演説のピッチ—ピッチレンジおよび大隈演説のfinal loweringについて;大正〜昭和前期の演説・講演における漢語の読みのゆれ;戦時中の広報—東京市情報課の「巻き込み」手法)
- 2 文字化資料がひらく文法・形式の研究(大正〜昭和前期の演説・講演レコードに見る「テおる/テいる」の実態;大正〜昭和前期における助動詞マスの終止・連体形について—マスルの使用状況を中心に;従属節の主語表示「が」と「の」の変異;大正〜昭和前期の丁寧語諸表現の動態)
- 3 文字化資料がひらく文体・表現の研究(条件表現の用法から見た近代演説の文体;大正〜昭和前期における演説の文体;演説の文末表現の変遷—明治時代から昭和10年代まで;大正〜昭和前期の演説に現れる文末表現のバリエーション)
「BOOKデータベース」 より