多文化社会読本 : 多様なる世界、多様なる日本
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書誌事項
多文化社会読本 : 多様なる世界、多様なる日本
東京外国語大学出版会, 2016.3
- タイトル別名
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Area studies for multi-ethnic, intercultural societies : diverse world, diverse Japan
多文化社会読本 : 多様なる世界多様なる日本
- タイトル読み
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タブンカ シャカイ トクホン : タヨウナル セカイ、タヨウナル ニホン
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注記
参考文献: 章末
もっと学びたい人のために: 章末
内容説明・目次
内容説明
日本では、「同質的な国民」や「単一民族」を称える言説が執拗に現れる。移民を含むマイノリティは、同化圧力に晒され続けている。私たちは、様々な国や地域、民族の歴史を学ぶことを通して、自明と考えがちな思考の枠組を相対化することができる—。排外主義の高まりへの危機感をバネに、地域研究と移民研究の成果を消化しながら、国家と社会の新しい関係性を探究する。
目次
- 地域研究と移民研究の対話—本書のアプローチ
- 第1部 移民と国家の変容—欧州における多文化社会(ドイツにおける「外国人労働者」問題と多言語・多文化社会化;「大英帝国」から「マルチ・エスニック・ブリテン」へ;フランス共和主義とイスラーム嫌悪;「ユダヤ文化」の復興?—ポーランドにおける多文化社会の再構築の試み)
- 第2部 多様性と統合—アジア・アフリカにおける多文化社会(中国という言語空間から考える—アウターな言語のいのちのなかで“他者”になる自分へ;南アジアの「多様性」は、何を語るのか;インドネシアの華人—同化から統合へ;サブサハラアフリカにおける国家と言語—重層的多言語状況を生きる人々)
- 第3部 先住民と黒人をめぐる語りと政策—「新大陸」における多文化社会(多文化主義オーストラリアと先住民族;先住民の自由について考える—現代メキシコと先住民;「サンボ」という表象とその意味するもの—「奴隷とされた人たち」が生きた世界)
- 第4部 マイノリティの現場—日本における多文化社会(多様性への気づき—「日本」のマイノリティ認識について;「外国人受け入れ」反対論を乗り越えるには—「多文化まちづくり工房」の事例から;座談会:憎悪と妄想を超えて;大学と多文化共生—東京外国語大学の経験)
「BOOKデータベース」 より