「宗教」と「無宗教」の近代南島史 : 国民国家・学知・民衆

書誌事項

「宗教」と「無宗教」の近代南島史 : 国民国家・学知・民衆

及川高著

(東北アジア研究専書)

森話社, 2016.2

タイトル別名

宗教と無宗教の近代南島史 : 国民国家学知民衆

タイトル読み

「シュウキョウ」ト「ムシュウキョウ」ノ キンダイ ナントウシ : コクミン コッカ・ガクチ・ミンシュウ

注記

博士論文「「無宗教」の歴史人類学的研究 : 近代奄美・沖縄というフィールドと学知の交差から」(筑波大学) を基にしたもの

参照・引用文献: p300-316

内容説明・目次

内容説明

日本人にとって「宗教」とは何なのか?「宗教」をめぐるイメージは日本の近代化に伴って形成され政治や啓蒙を介し民衆を翻弄していった。ときに期待や熱狂を生みときに抑圧や弾圧をもたらした「宗教」イメージの変遷を奄美・沖縄を舞台にダイナミックに描き出す。

目次

  • 第1章 南島
  • 第2章 南島民俗信仰の対象化過程—一九〇〇年前後における民俗誌叙述
  • 第3章 奄美喜界島における「神々の明治維新」
  • 第4章 民俗信仰論の生成—民俗学史における画期としての民間巫女研究
  • 第5章 「無宗教」の人々—奄美カトリックの受容と弾圧をめぐる言葉
  • 第6章 神女の回心はいかに語られたか—近代沖縄における村落祭祀の解体と力の転位
  • 補論 ライティング・フォークロア

「BOOKデータベース」 より

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