動物工場 : 工場式畜産CAFOの危険性

書誌事項

動物工場 : 工場式畜産CAFOの危険性

ダニエル・インホフ編 ; 井上太一訳

緑風出版, 2016.3

タイトル別名

The CAFO reader : the tragedy of industrial animal factories

タイトル読み

ドウブツ コウジョウ : コウジョウシキ チクサン CAFO ノ キケンセイ

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注記

読書案内: p548-551

内容説明・目次

内容説明

あなたは、ハンバーガーなどの肉や生乳がどのようにつくられているか、知っているだろうか?その主流であるアメリカの工場式畜産は、家畜を狭い畜舎に押し込み、身動きがとれない糞尿まみれのなかで、成長ホルモンや抗生物質を多用した飼料で肥えさせる。そして不健康に肥満した家畜は生乳を搾られ、流れ作業で屠殺され、食肉加工される。動物虐待に加え、労働現場は危険きわまりない。その上、糞尿等はため池に放置されるため、近隣住民は悪臭だけでなく健康も脅かされる。こうした工場式畜産によって得られる食肉は、確かに安いが、例えば抗生物質まみれの肉が人間の細菌耐性を弱め、糞尿由来のO‐157などに感染するリスクを増大させるなど、危険な食品である。本書は、むごいかたちで大規模な監禁・屠殺を行なう工場式畜産の実態と問題点を明らかにする。

目次

  • 第1部 CAFOの病的性格
  • 第2部 CAFOの神話
  • 第3部 CAFOの内側
  • 第4部 多様性の喪失
  • 第5部 CAFOの隠されたコスト
  • 第6部 テクノロジーの乗っ取り
  • 第7部 牧草地への一新

「BOOKデータベース」 より

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