光の曼陀羅 : 日本文学論
著者
書誌事項
光の曼陀羅 : 日本文学論
(講談社文芸文庫, [あV1])
講談社, 2016.4
- タイトル別名
-
光の曼陀羅 : 日本文学論
- タイトル読み
-
ヒカリ ノ マンダラ : ニホン ブンガクロン
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注記
講談社(2008.11)から刊行された単行本を底本とし、著者の校正を加えたもの
叢書番号はブックジャケットによる
年譜: p680-685
著書目録: p686-687
内容説明・目次
内容説明
埴谷雄高、稲垣足穂、南方熊楠、江戸川乱歩、中井英夫ら、「死者たちのための文学」を紡ぐ表現者の連なりを描き出す第一部「宇宙的なるものの系譜」。折口信夫の謎めく作品『死者の書』と関連資料を綿密に読み込み、物語の核心と新たな折口像を刺戟的に呈示する第二部「光の曼陀羅」。『死者の書』を起点に、特異な文学者の稜線を照射する気宇壮大な評論集。大江健三郎賞、伊藤整文学賞受賞。
目次
- 1 宇宙的なるものの系譜(宇宙的なるものの系譜—埴谷雄高、稲垣足穂、武田泰淳;耆那大雄をめぐって—埴谷雄高『死霊』論;鏡を通り抜けて—江戸川乱歩『陰獣』論;未来の記憶—稲垣足穂『弥勒』論;A感覚的レオナルド—南方熊楠と稲垣足穂;野生のエクリチュール—南方熊楠とアンドレ・ブルトン;混沌たる大楽—南方熊楠の宇宙論;不可能な薔薇—中井英夫『虚無への供物』論;閉じられた部屋のなかで—密室論)
- 2 光の曼陀羅(『死者の書』の謎を解く;光の曼陀羅—『初稿・死者の書』解説;折口信夫新発見資料;虚空の曼陀羅—折口信夫新発見資料解説;身毒丸変幻—折口信夫の「同性愛」;ユリシーズの帰還—折口信夫とアジア的世界;神と獣の間で—透谷、泡鳴、迢空;青い時間—折口信夫の戦後)
「BOOKデータベース」 より