大元帥と皇族軍人
著者
書誌事項
大元帥と皇族軍人
(歴史文化ライブラリー, 424,
吉川弘文館, 2016
- 明治編
- 大正・昭和編
- タイトル読み
-
ダイゲンスイ ト コウゾク グンジン
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注記
刊行年月: 明治編: 2016.5 大正・昭和編: 2016.7
数量: 明治編: 6, 260p. 大正・昭和編: 6, 320p
付録 (2冊とも同じものを収録): 付表1「天皇と近代皇族男子一覧」, 付表2「軍学校で学んだ皇族一覧」
明治天皇軍事関係略年譜: 明治編: p58-60
参考文献: 明治編: p247-251, 大正・昭和編: p302-311
内容説明・目次
- 巻冊次
-
明治編 ISBN 9784642058247
内容説明
戊辰戦争から日清・日露戦争などを経る中、天皇は大元帥に、その血族である皇族は軍人となった。軍人としての天皇や皇族、華族軍人や朝鮮王公族の動向を追い、天皇制軍隊の創設にどう貢献をしてきたのかを解明する。
目次
- 国民が戦場に向かうアイデンティティとは—プロローグ
- 宮廷と武家(朝廷の幕末;「宮さん宮さん」;公家たちの戊辰戦争;大元帥・天皇の誕生)
- ノブレス・オブリージュ(軍事化する宮廷;騒擾と鎮圧;軍事化する皇族;はかどらない華族の軍人化)
- 日清・日露戦争と宮廷(戦争と皇室;出征する皇族軍人たち;后妃と戦争;軍人の華族化)
- 大日本帝国の完成と次世代への負担—エピローグ
- 巻冊次
-
大正・昭和編 ISBN 9784642058292
内容説明
日露戦後よりアジア・太平洋戦争終結にいたる、天皇を大元帥とした軍事システムの全盛から崩壊までを描き出す。天皇と皇族軍人の同調と不和の構図を追い、軍事大国の絶頂期からの変貌と陸海軍崩壊への過程を追う。
目次
- 天皇は再び軍事指導者となるか?—プロローグ
- 第一次世界大戦期の皇室と軍事(軍務にむかなかった大正天皇;「箱入り教育」の皇太子;第一次世界大戦前後の皇族と華族)
- 軍縮から軍拡へ(大元帥の周辺;孤立する大元帥;大元帥と皇族軍人の確執;戦時下の皇族と華族)
- 大元帥裕仁の戦争指導(拡大する戦線;開戦からミッドウェー海戦まで—戦略的攻勢の段階;ガダルカナルの攻防から「玉砕」へ—戦略的持久から守勢の段階;戦争終結への模索—絶望的抗戦の段階)
- 戦火を広げた歴史を負う天皇家—エピローグ
「BOOKデータベース」 より