本郷界隈
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本郷界隈
(司馬遼太郎『街道をゆく』 / 司馬遼太郎著)
朝日新聞出版, 2016.3
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- タイトル読み
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ホンゴウ カイワイ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784022513564
内容説明
開国した明治の日本で、流入してくる欧米文化を地方に届けていく「配電盤」の役割を一手に引き受けることになった首都・東京。そして、その中心を担ったのが、全国から優秀な学生が集まってくる東京大学でした。現在、東大がある場所は、江戸時代には水戸藩や加賀藩などのお屋敷があった場所です。江戸の匂いが残る「見返り坂」「薮下の道」「無縁坂」…坂道を上下しつつ、夏目漱石、森鴎外、樋口一葉らの旧居を訪ね、文明開化の歴史をたどっていきます。
目次
- 鴨がヒナを連れて
- 縄文から弥生へ
- 加賀屋敷
- “古九谷”と簪
- 水道とクスノキ
- 見返り坂
- 薮下の道
- 根津権現
- 郁文館
- 無縁坂
- 岩崎邸
- からたち寺
- 湯島天神
- 巻冊次
-
2 ISBN 9784022513571
内容説明
江戸時代の藩邸跡が、お雇い外国人の住まいとなり、やがて庶民に開放されていく…。明治期にめまぐるしく変貌を遂げた本郷界隈について、司馬さんが執筆していた時期は、バブル経済が崩壊し日本の先行きが不透明になっていた1991年から92年のことでした。夏目漱石の『三四郎』をテキストに街を歩く司馬さんの胸には、日露戦争後に経済状況が悪化していた時代を背景に『三四郎』を描いた漱石に対して、深く共感する思いがあったのかもしれません。
目次
- 真砂町
- 給費生
- 一葉
- 福山坂
- 追分
- 水戸家
- 傘谷坂の雨
- 朱舜水
- 近藤重蔵
- 秋帆と洪庵
- 最上徳内
- 漱石と田舎
- 車中
- 三四郎池
「BOOKデータベース」 より