シークヮーサーの知恵 : 奥・やんばるの「コトバ-暮らし-生きもの環」

書誌事項

シークヮーサーの知恵 : 奥・やんばるの「コトバ-暮らし-生きもの環」

大西正幸, 宮城邦昌編著

(環境人間学と地域)

京都大学学術出版会, 2016.3

タイトル別名

シークヮーサーの知恵 : 奥やんばるのコトバ暮らし生きもの環

タイトル読み

シークヮーサー ノ チエ : オク ヤンバル ノ コトバ クラシ イキモノカン

大学図書館所蔵 件 / 73

この図書・雑誌をさがす

注記

折り込図2枚

引用文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

やんばる・奥の果樹園のシークヮーサーには驚くべき多様性が見られる。その背景には、異なる形質の果実に名前をつけ、意図的に維持してきた地域の人々の営みがあった。土地の「コトバ」、人々の「暮らし」、それを取り巻く「生きもの」の強固な連関を軸に、文化と自然が密に交感しながら多様性を育む様を明らかにするとともに、消滅危機に瀕する地域言語の継承問題にも焦点を当てる。

目次

  • 奥・やんばるの「コトバ‐暮らし‐生きもの環」
  • 第1部 生きもの(奥で保存活用される多様なシークヮーサーの知恵;山裾を縁どり暮らしに彩りを添えてきたサンゴ礁;魚毒植物の利用を軸に見た琉球列島の里山の自然;沖縄島奥の動植物方言およびその生物知識を探る)
  • 第2部 暮らし(奥の共同性・自治・ひと—奥研究の未来に向けて;近代沖縄に継承された近世琉球の造林技術—国頭村字奥で見つかった『造林台帳』の分析;地名に見る奥の暮らしの多様性)
  • 第3部 コトバ(琉球方言の言語地理学と動的系統樹—琉球方言研究の現代的意義と可能性;コトバと暮らしのミームを探る—変化する“環”を捕まえる;ウクムニー(奥方言)の活力と危機度について;消滅危機方言における辞典の役割;「ウクムニー」習得のための音声教材試作版の作成)
  • 「コトバ‐暮らし‐生きもの環」の未来—奥・やんばるモデルを共有する

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ