フランス再興と国際秩序の構想 : 第二次世界大戦期の政治と外交

書誌事項

フランス再興と国際秩序の構想 : 第二次世界大戦期の政治と外交

宮下雄一郎著

勁草書房, 2016.4

タイトル別名

フランス再興と国際秩序の構想 : 第二次世界大戦期の政治と外交

タイトル読み

フランス サイコウ ト コクサイ チツジョ ノ コウソウ : ダイ2ジ セカイ タイセンキ ノ セイジ ト ガイコウ

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注記

博士論文「第二次世界大戦期フランスと戦後国際秩序構想 : 主権と統合をめぐる政治1940-1945」(慶應義塾大学, 2008年) を大幅に加筆修正したもの

参考文献: 巻末p13-28

内容説明・目次

内容説明

一九四〇年、ヒトラーに降伏したフランスではヴィシー政府が生まれ、ロンドンではド・ゴールが抵抗運動の自由フランスを立ち上げた。分裂したフランスの始まりである。本書は、ド・ゴールたち自由フランスが国際社会と国内で正統性を獲得し、戦後国際秩序を構想して戦勝国の一角を占めるまでを実証的に描いていく。国家の正統性とは何か?危機の時代の指導者はいかにあるべきか?この時代のフランスを通して、国際政治の本質をも浮き彫りにする。

目次

  • 序章 「戦勝国」と「敗戦国」の狭間
  • 第1章 英仏統合を模索したフランス—幻の「特別な関係」
  • 第2章 自由フランスの脆弱な基盤—制度化をめぐる動き
  • 第3章 自由フランスの「運動」からの脱却—制度化の進展
  • 第4章 戦後構想と自由フランスの試練
  • 第5章 北アフリカの「フランス」
  • 第6章 「西ヨーロッパ統合」構想をめぐる政治
  • 第7章 大国間協調体制への順応
  • 終章 後味の悪い「勝利」

「BOOKデータベース」 より

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