闇の女たち : 消えゆく日本人街娼の記録

書誌事項

闇の女たち : 消えゆく日本人街娼の記録

松沢呉一著

(新潮文庫, 10433, ま-46-1)

新潮社, 2016.5

タイトル読み

ヤミ ノ オンナ タチ : キエユク ニホンジン ガイショウ ノ キロク

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参考文献: pi-v

内容説明・目次

内容説明

「お兄さん、お兄さん…」暗闇から小さな声が染み出す。路上に立ち客を引く。声の主は街娼である。焼け跡の時代、彼女らは「闇の女」と呼ばれ街に溢れた。だが現在その姿を探すのは難しい。日本各地で長年に亘りこの商売を続ける者たちから聞き取った貴重な肉声。なぜ路上に立ったのか?その実像を描き出す。闇の中で生きる女たち、男たちに光を当てる傑作ノンフィクション。

目次

  • 第1部 街娼インタビュー(鴬谷—娘たちを育てるために外に立った;神戸—この仕事しとって、男欲しいかあ?;上野(一)—私たちの人生はヤクザよりひどいの;横須賀—進駐軍がまだいた頃だからね;天王寺—食べていくのに精一杯や;京都(一)—嫁はんのおる男には惚れんことや;京都(二)—どっちみち私はこうなっていたやろけどね;渋谷—お客を幸せな気分にさせてあげたい;上野(二)—主人からお客を紹介されて;広島—男に億は使うどるじゃろ;別府—それから私はずっと“雪”です;博多(一)—みんな流れてきた人たちね;博多(二)—人生、涙あり笑いありよ;札幌—泣き寝入りしてたまるか)
  • 第2部 日本街娼史(戦前編;戦後編)

「BOOKデータベース」 より

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