開発援助の介入論 : インドの河川浄化政策に見る国境と文化を越える困難
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開発援助の介入論 : インドの河川浄化政策に見る国境と文化を越える困難
東信堂, 2016.3
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カイハツ エンジョ ノ カイニュウロン : インド ノ カセン ジョウカ セイサク ニ ミル コッキョウ ト ブンカ オ コエル コンナン
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Library, Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization図
ASII||330.3||K11889497
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Note
博士学位請求論文 (法政大学, 2012年提出) を修正したもの
参考文献: p343-364
Description and Table of Contents
Description
開発援助活動を、よりニュートラルな「介入」という概念で捉え直したとき、「援助」という言葉自体がもつ心情的肯定観に変わって浮上してくるのは、負の帰結を含む援助に対する冷徹な評価と、それに伴うドナー側の責任だ。ガンジス川浄化計画の諸事業を事例に、ドナーの宿命的な無責任さを実証的かつ理論的にあぶり出すとともに、それを乗り越えるための開発援助のあり方を鋭意追究した。責任あるドナーのための新たな介入のモデル。
Table of Contents
- 開発援助に内在する構造的な問題
- 第1部 介入の理論(開発援助の介入論;国境を越えることの重さ)
- 第2部 事例検証(事例の概要:ガンジス川浄化計画;ブリンダバン1:介入の連鎖の不具合;デリー市のトイレ事業:迷惑なジャパニーズ・トイレ;バラナシ市の下水道事業:援助対象者の敵になる;ブリンダバン2:“指導マニュアル型介入”の検証)
- 第3部 介入の選択(“直接統制型介入”の検討:参加型開発の批判的検討を通して;“仲介型介入”の構想:ガンジス川浄化計画の実証研究を通して)
- どのような介入を望むのか?
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