日本映画におけるテクスト連関 : 比較映画史研究
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日本映画におけるテクスト連関 : 比較映画史研究
森話社, 2016.4
- タイトル読み
-
ニホン エイガ ニオケル テクスト レンカン : ヒカク エイガシ ケンキュウ
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注記
執筆目録(1960年-1999年) / 濱田尚孝作成: p590-620
映画題名索引: p642-647
主要人名索引: p648-659
内容説明・目次
内容説明
戦後日本映画の黄金期を代表する小津安二郎、溝口健二、黒澤明、木下恵介、今井正の作品を、綿密なショット分析によって主に外国映画と相互比較をし、さらに他の芸術や芸能との連関にも言及しながら、テクスト間の影響関係や相互作用を明らかにする。戦前の作品が中心だった『日本映画における外国映画の影響—比較映画史研究』(1983年)上梓後に執筆された遺稿を今回あらたに編集した。
目次
- 日本映画の雰囲気
- 1 小津安二郎(小津と歌舞伎;二人の老やもめ—小津映画“移りの詩学”の誕生;無限の“空”の入れ子構造—伝統芸術と『晩春』のテクスト連関;『東京物語』の時空の揺らぎ)
- 2 溝口健二(『近松物語』と下座音楽)
- 3 黒澤明(『素晴らしき日曜日』—黒澤明とD.W.グリフィス;『酔いどれ天使』と対照の語り;『裸の町』の『野良犬』への影響—両作品に関する内外の言説の史的展望;『野良犬』における反射性;『羅生門』の光と影の錯綜;『七人の侍』と外国映画)
- 4 木下恵介(『わが恋せし乙女』のテクスト連関;木下恵介とフランク:キャプラ;リリー・カルメンて誰だ—テクスト連関の申し子;『二十四の瞳』のテクスト連関—ジャン・ルノワールから歌尽し人揃えまで)
- 5 今井正(『青い山脈』と『ミネソタの娘』—占領下の今井映画と欧米映画のテクスト連関;『また逢う日まで』と『ピエールとリュース』—二作品の窓ガラス越しのキス・シーンの差異の意味;『どっこい生きてる』と『自転車泥棒』—戦後の革新的西欧映画と日本映画との一つの出会い)
- 成瀬巳喜男の映画的宇宙
「BOOKデータベース」 より