アドルノ
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アドルノ
(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 148)
清水書院, 2016.3
- : 新装版
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アドルノ
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アドルノ
2016.3.
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アドルノ
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Note
アドルノ年譜: p211-216
参考文献: p217-218
Description and Table of Contents
Description
音楽的家庭環境に生をうけたアドルノは、音楽と哲学という二足のわらじをはいて進む。音楽的・芸術的センスに彩られた彼の哲学の視座は、ファシズムの嵐に吹き荒れる現実をあばくきびしい批判に向けられていく。人間によって形成された文明が、何ゆえに人間らしい状態へ進むかわりに、たえず新しい野蛮に落ちこんでいくのかが追求される。普遍化ないし同一化原理による内外の自然の抑圧を徹底的に批判し、もって埋没してはならない非同一的個性的なものを擁護する思索こそ、彼のホームでありハイマートであった。批判哲学の人アドルノは、学生のアイドルであった。だが彼はせっかちな行動的実践を訴える学生蜂起に対しても立ち上がらず、理論の人を貫き通した。彼には、芸術美の彼方にユートピアが考えられる。が、そのヴィジョンは、形象禁止のユダヤの伝統にしたがって描かれない。
Table of Contents
- 音楽的な家庭環境
- 音楽と哲学
- キルケゴール論—美的なものの構成
- 時代の波—私講師からイギリス亡命へ
- アメリカ亡命
- 啓蒙(文明)の野蛮化の省察—『啓蒙の弁証法』
- ドイツ帰還
- ミニマ・モラリア(小倫理学)—傷ついた生活裡の省察
- 音楽論
- 諸哲学思想に対する対応と批判
- 『否定弁証法』
- 学生との対決
- 悲劇的な死去と葬送
- 遺作、『美の理論』
- アドルノ哲学の培養源と個性
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