不確かさの精神分析 : リアリティ、トラウマ、他者をめぐって
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書誌事項
不確かさの精神分析 : リアリティ、トラウマ、他者をめぐって
誠信書房, 2016.4
- タイトル別名
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不確かさの精神分析 : リアリティトラウマ他者をめぐって
- タイトル読み
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フタシカサ ノ セイシン ブンセキ : リアリティ トラウマ タシャ オ メグッテ
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注記
文献: 巻末p9-26
内容説明・目次
内容説明
現実は予測不能でその本質は見えず、他者は操作不能でとらえがたい。現実の中で人とかかわることは、不確かさの感覚と向き合って生きることである。臨床精神分析は、その中で生きる人の苦悩と喜びにどう向き合い、そこにどんな意味を与えることができるのだろうか。臨床家もまた、同じ苦悩と喜びに向き合いながら生きている。日々の臨床の仕事の中で、とらえがたい患者を前にしたとき、臨床家は何ができるのだろうか。欧米での著作や論文を通して米国精神分析の「倫理的転回」をけん引する理論家の一人である著者が、米国の最新の知見を紹介しつつ、心の問題に向き合う臨床家に必要な基本的態度を論じる。
目次
- 第1部 精神分析臨床とその未来(精神分析の未来—不確かさの中で生きること;精神分析のパラダイム・シフト;意味了解の共同作業;夢と意味了解の共同作業)
- 第2部 リアリティをとらえる精神分析理論(「悲劇の人」の心理学—コフートの自己愛理論;サティと愛の理論;意識の二重性—ミアーズの発達理論;動機づけシステム理論)
- 第3部 トラウマ:世の中のどうしようもないことと人間的苦悩(人間であることの心理学—コフートの苦悩;他者の精神分析;精神分析家の顔;リアリティ、操作不可能性、トラウマ)
「BOOKデータベース」 より